一次試験の重要性

東大の前期日程試験では、一次と二次、どちらに力を入れて勉強するのが良いのか。


一次は900点満点ですが、それに110/900をかけたものと、440点満点の二次の点数を合計して、合否が決まります。
つまり、一次と二次の満点の場合の点数の比率は1:4です。
となると、二次に力を入れて勉強するのが効率的だということは明らかだと思います。
それから、一次合格者の一次の高得点率(正解率80パーセント以上)も絡んできます。
例えば、一次で8割5分の765点を取れる実力があったとして、それからさらに勉強して1割アップの9割5分の855点が取れるようになったとします。
このとき、110/900をかけると、それぞれ93.5点と104.5点。
実に、11点しか差がありません。
これは、二次で言えば誤差の範囲内に収まると言っても過言ではないと思います。
東大理科1類は、一次で8割5分を取れれば二次に進めますので、一次を確実に突破する実力を身に付けることができたなら、あとはセンター試験対策の重箱の底をつつくような勉強はせず、二次に特化した勉強を行う方が、遥かに効率が良い、ということになりますね。


そんなわけで、今勉強中の政経は、8割以上をコンスタントに取れる実力を身に付けることができたなら、その先は勉強しないつもりです。
多少の運の要素は絡んでくると思いますが、それは数学で充分にカバーできます。