「大学への数学」を読む

昨日、定期購読している「大学への数学」が届きました。
月に1冊、全ての問題を解くことに決めたので、早速取りかかりました。
まずは「基礎演習」の「確率の基礎固め」の問題を解いてみたのですが、これは基礎中の基礎だと感じました。
これがすらすら解けるくらいでないと、見込みなしです。
高校数学教師の自分は、もちろん、すらすら解けました。
ただし、この場合の「解く」というのは、実際に答えを導出することではありません。
どういうことかと言うと、解き方の具体的なイメージを描いて、数式を頭の中で構成できたらそれで終了、ということです。
実際に計算はしません。計算は時間の無駄。解き方が合っていることを解答を見て確認できたら充分です。


数学の勉強において大切なのは、次の2つだと思っています。


その1.新しいテクニックを身につける
その2.計算力をつける


この2つを区別して行うことにより、効率的な学習が可能です。
新しいテクニックを身につけるための問題の計算が面倒なものであれば、計算にばかり集中してしまい、肝心のテクニックに目が行かなくなってしまいます。
逆に、計算力をつけることだけが目的ならば、解ける問題だけを解けば良いのです。